一級建築士の学科試験は、
「全科目を満遍なく勉強する人」ほど落ちやすい試験です。
この記事では、
どの科目を得点源にすべきか
なぜその科目なのか
逆に“得点源にしにくい科目”はどれか
を、合否ラインと足切りルールを踏まえて整理します。
「全部やろうとして詰んでいる人」ほど、最後まで読んでください。
得点源という考え方が必要な理由
学科試験は
「満点を取る試験」ではなく
「足切りを回避し、総合点で基準を超える試験」です。
全科目を均等に頑張ると、
- 得意科目が伸びきらない
- 苦手科目に時間を吸われる
- 全体として点数が中途半端になる
という失敗が起きやすくなります。
だからこそ、
最初に「得点源にする科目」を決めることが重要です。
学科5科目の性質を整理する
まずは、5科目を大きく分類します。
- 安定して点が出やすい科目
- 勉強量の割にブレやすい科目
- 時間・理解力を要求される科目
この違いを無視して戦略を立てると、
努力と点数が噛み合わなくなります。
最優先で得点源にすべき科目
施工
最も多くの受験生にとって
得点源にしやすい科目です。
理由は明確で、
- 過去問の再現性が高い
- 出題パターンが比較的固定
- 暗記量に対して得点効率が良い
施工を安定して取れるようになると、
精神的にもかなり楽になります。
環境
環境設備は、
- 計算が少ない
- 用語・仕組みの理解で対応可能
- 差がつきやすい
という特徴があります。
「暗記が苦手」という人でも、
理解ベースで点が伸びやすい領域です。
状況次第で得点源になる科目
法規
法規は、
- ルールを理解できれば強い
- ただし時間配分を間違えると失点しやすい
という、扱いが難しい科目です。
法令集が早めに仕上がり、
過去問で安定して時間内に解けるなら、
得点源にできます。
構造
構造は、
- 得意な人は一気に伸びる
- 苦手な人は伸びにくい
完全に向き不向きが分かれます。
公式の取捨選択ができ、
「捨て問」を割り切れる人なら
得点源候補になります。
得点源にしづらい科目の現実
計画
計画は、
- 出題範囲が広い
- 細かい知識が多い
- 直前期にブレやすい
という特徴があり、
安定した得点源にはなりにくい科目です。
最低限の点数確保を目標にし、
他科目で稼ぐ方が現実的です。
得点源は人によって変わる
ここまでの話は、
あくまで一般論です。
- 建築実務経験がある人
- 計算が得意な人
- 法令集が得意な人
によって、得点源は変わります。
大事なのは、
「自分はどこで点を稼ぐか」を
早い段階で決めることです。
得点源を決めた後にやるべきこと
得点源を決めたら、
- 勉強時間を多めに配分する
- 直前期も触り続ける
- 苦手科目は“最低限ライン”で割り切る
このメリハリが、合否を分けます。
次に読むべき記事
👉「学科5科目の難易度ランキング」
各科目が「なぜ難しく感じるのか」を整理しています。
得点源と割り切り科目を決める判断材料になります。
👉「学科合格者の勉強時間配分」
実際に合格した人が、どこに時間を使っていたのかを解説。
得点源科目に時間を割く感覚が掴めます。
👉「苦手科目はいつ潰すべきか」
得点源を作った後、苦手科目にどう向き合うかを解説予定。
「全部できないと不安」な人向けの記事です。

