一級建築士学科試験の「計画・環境」の中でも、環境設備は「暗記でいけそう」「後回しでも何とかなる」と思われがちな分野です。
しかし実際は、
頻出テーマがかなり固定されており、押さえるべきポイントを外すと一気に点を落とす科目でも
あります。
この記事では、
環境設備の中でも特に出題されやすい頻出分野を整理し、
「どこを優先して覚えるべきか」「どこは深入りしなくていいか」を明確にします。
環境設備は「範囲が広いが、出るところは決まっている」
環境設備は、
- 空調
- 換気
- 給排水
- 照明
- 音・振動
- 温熱・日射
と分野が多く、全体を完璧に理解しようとすると時間が足りません。
ただし学科試験では、毎年のように繰り返し出題される定番テーマがあります。
重要なのは「全部をやること」ではなく、頻出分野を落とさないことです。
頻出分野① 空調・換気設備
最優先で押さえるべき分野です。
よく出るポイント
- 空調方式(全空気方式・個別空調・VAV方式など)
- 換気量の考え方
- 熱負荷の要素(顕熱・潜熱)
- ダクト・吹出口の基本
対策の考え方
- 細かい計算は不要
- 「方式の特徴」と「使い分け」を説明できるレベルでOK
頻出分野② 給排水・衛生設備
空調と並ぶ定番分野です。
よく出るポイント
- 給水方式(直結・高置水槽・増圧)
- 排水方式(汚水・雑排水・通気)
- 衛生器具の設置条件
- 配管勾配の考え方
対策の考え方
- 数値暗記より「仕組みの理解」
- 図とセットで覚えると定着しやすい
頻出分野③ 照明・電気設備
計画分野と絡めて出題されやすい分野です。
よく出るポイント
- 照度・輝度・色温度
- 照明方式(直接・間接・半間接)
- 省エネと照明制御
対策の考え方
- 用語の意味を正確に覚える
- 「どんな空間に適しているか」をイメージする
頻出分野④ 音・振動・騒音
出題数は多くありませんが、取りやすい問題が多い分野です。
よく出るポイント
- 騒音レベル(dB)の考え方
- 遮音・吸音の違い
- 残響時間の概念
対策の考え方
- 計算は深入り不要
- 用語の使い分けができれば十分
頻出分野⑤ 環境工学(温熱・日照・省エネ)
環境設備とセットで出やすい分野です。
よく出るポイント
- 日射・日照・方位
- 熱の移動(伝導・対流・放射)
- 省エネルギーの基本概念
対策の考え方
- 理論を丸暗記しない
- 「なぜそうなるか」を一言で説明できるようにする
環境設備で点が伸びない人の共通点
- 範囲が広すぎて、どこも中途半端
- 計算問題に時間をかけすぎる
- 過去問の出題傾向を見ていない
環境設備は、**「捨てる勇気」と「拾う覚悟」**が必要な科目です。
まとめ|頻出分野だけを確実に拾う
環境設備は、
- 空調・給排水を最優先
- 照明・音・環境工学で底上げ
このバランスで取り組めば、安定して点を取れる分野になります。
「全部理解しよう」とせず、出るところだけを確実に押さえる。
それが環境設備攻略の近道です。
次に読むべき記事
👉「環境設備が穴場と言われる理由」
環境設備が「取りやすい科目」と言われる本当の理由を解説しています。
頻出分野をどう得点源に変えるか、その考え方が分かります。
👉「環境設備は暗記か理解か」
丸暗記で失敗する人と、最低限の理解で点を取る人の違いを整理しています。
環境設備の勉強に迷っている人におすすめです。
👉「環境設備を得点源にする方法」
環境設備を「足を引っ張る科目」から「安定した得点源」に変える具体的手順をまとめる予定です。

