【一級建築士 学科】苦手科目はいつ潰すべきか?|後回しで落ちる人・受かる人の決定的な違い

全体像・考え方(学科編)

一級建築士の学科勉強を進めていると、
ほぼ全員が一度はこう思います。

「この科目、どう考えても苦手すぎる」
「得意科目から先にやるべきか、苦手を潰すべきか?」

この記事では、
**苦手科目を“いつ”“どう扱うべきか”**を、
合格者側の視点で整理します。

精神論ではなく、
「なぜそのタイミングなのか」が分かる構成です。

苦手科目を最初に潰すべきか問題

結論から言うと、
最初に“完全に潰そう”とするのはほぼ失敗します。

理由はシンプルで、
学科初期は「全体像が分かっていない」からです。

  • 出題レベルが分からない
  • どこまで取れれば十分か分からない
  • 重要度の高低が見えていない

この状態で苦手科目に突っ込むと、
必要以上に時間を溶かします。


苦手科目を後回しにして落ちる人の共通点

一方で、
「苦手だから最後でいいや」と完全放置する人もいます。

このタイプが落ちる理由は明確です。

  • 最低限取るべき点数を知らない
  • 足切りラインを意識していない
  • 直前期に精神的負担が一気に来る

苦手科目は、
“後回し”と“放置”が紙一重です。


合格者が苦手科目に手を出すタイミング

多くの学科合格者がやっている流れは、ほぼ共通しています。

  1. 得意・普通科目で全体像を掴む
  2. 出題傾向と配点感覚を把握する
  3. 苦手科目を「最低限ライン」で潰しに行く

ポイントは、
「苦手科目=後半で“狙って”触る」ことです。

無策で早く触るのではなく、
目的を持って後半に入れます。


「潰す」と「完璧にする」は別物

ここで勘違いしがちなのが、

  • 苦手科目=満点を目指す
  • 苦手科目=克服しきらないとダメ

という考え方です。

学科は相対評価ではありません。
必要なのは“合格点に届くこと”だけです。

  • 捨てていい分野
  • 取るべき頻出論点

これを切り分けることが「潰す」という意味です。


科目タイプ別|苦手科目の正しい扱い方

計画・環境が苦手な人

→ 暗記量ではなく「頻出テーマ」だけに絞る

法規・構造が苦手な人

→ 全理解を捨て、解ける型を増やす

施工が苦手な人

→ 後半で一気に得点源に変える選択肢もあり

科目ごとに、
「潰し方」は全く違います。


苦手科目を放置していいケース・ダメなケース

放置していいケース

  • 他科目で十分な得点源がある
  • 足切りラインを明確に超えられる

絶対ダメなケース

  • 苦手科目が足切り対象
  • 出題数が多く、逃げ場がない

ここを誤ると、
全体点が足りていても落ちます。


苦手科目との付き合い方で合否はほぼ決まる

学科試験は、
得意を伸ばす試験ではありません。

**「苦手を致命傷にしない試験」**です。

苦手科目は、

  • 早く触りすぎてもダメ
  • 遅すぎてもダメ

適切なタイミングで、
適切な深さまで。

それが一番、合格に近い戦い方です。


次に読むべき記事

👉「得点源にすべき科目はどれか」
苦手科目をどこまで削っていいかは、得点源科目の存在が前提になります。
学科全体を俯瞰して戦略を組みたい人は、先にこちらを読むと判断が早くなります。

👉「学科で75%取るための考え方」
苦手科目を完璧にしなくても合格できる理由を、数字と戦略で整理しています。
「どこを捨てていいのか」で迷っている人に向けた記事です。