一級建築士の学科勉強を進めていると、
ほぼ全員が一度はこう思います。
「この科目、どう考えても苦手すぎる」
「得意科目から先にやるべきか、苦手を潰すべきか?」
この記事では、
**苦手科目を“いつ”“どう扱うべきか”**を、
合格者側の視点で整理します。
精神論ではなく、
「なぜそのタイミングなのか」が分かる構成です。
苦手科目を最初に潰すべきか問題
結論から言うと、
最初に“完全に潰そう”とするのはほぼ失敗します。
理由はシンプルで、
学科初期は「全体像が分かっていない」からです。
- 出題レベルが分からない
- どこまで取れれば十分か分からない
- 重要度の高低が見えていない
この状態で苦手科目に突っ込むと、
必要以上に時間を溶かします。
苦手科目を後回しにして落ちる人の共通点
一方で、
「苦手だから最後でいいや」と完全放置する人もいます。
このタイプが落ちる理由は明確です。
- 最低限取るべき点数を知らない
- 足切りラインを意識していない
- 直前期に精神的負担が一気に来る
苦手科目は、
“後回し”と“放置”が紙一重です。
合格者が苦手科目に手を出すタイミング
多くの学科合格者がやっている流れは、ほぼ共通しています。
- 得意・普通科目で全体像を掴む
- 出題傾向と配点感覚を把握する
- 苦手科目を「最低限ライン」で潰しに行く
ポイントは、
「苦手科目=後半で“狙って”触る」ことです。
無策で早く触るのではなく、
目的を持って後半に入れます。
「潰す」と「完璧にする」は別物
ここで勘違いしがちなのが、
- 苦手科目=満点を目指す
- 苦手科目=克服しきらないとダメ
という考え方です。
学科は相対評価ではありません。
必要なのは“合格点に届くこと”だけです。
- 捨てていい分野
- 取るべき頻出論点
これを切り分けることが「潰す」という意味です。
科目タイプ別|苦手科目の正しい扱い方
計画・環境が苦手な人
→ 暗記量ではなく「頻出テーマ」だけに絞る
法規・構造が苦手な人
→ 全理解を捨て、解ける型を増やす
施工が苦手な人
→ 後半で一気に得点源に変える選択肢もあり
科目ごとに、
「潰し方」は全く違います。
苦手科目を放置していいケース・ダメなケース
放置していいケース
- 他科目で十分な得点源がある
- 足切りラインを明確に超えられる
絶対ダメなケース
- 苦手科目が足切り対象
- 出題数が多く、逃げ場がない
ここを誤ると、
全体点が足りていても落ちます。
苦手科目との付き合い方で合否はほぼ決まる
学科試験は、
得意を伸ばす試験ではありません。
**「苦手を致命傷にしない試験」**です。
苦手科目は、
- 早く触りすぎてもダメ
- 遅すぎてもダメ
適切なタイミングで、
適切な深さまで。
それが一番、合格に近い戦い方です。
次に読むべき記事
👉「得点源にすべき科目はどれか」
苦手科目をどこまで削っていいかは、得点源科目の存在が前提になります。
学科全体を俯瞰して戦略を組みたい人は、先にこちらを読むと判断が早くなります。
👉「学科で75%取るための考え方」
苦手科目を完璧にしなくても合格できる理由を、数字と戦略で整理しています。
「どこを捨てていいのか」で迷っている人に向けた記事です。
