一級建築士を目指していると、
「自分は向いていないのではないか」
そう感じる瞬間が、誰にでも一度はあります。
・建築がそこまで好きではない
・勉強が思うように進まない
・設計の仕事をしていない
・周りが優秀に見える
このブログでも何度か書いていますが、一級建築士試験は
向いている人が勝つ試験ではありません。
「続けられた人」「割り切れた人」が、最終的に残る試験です。
向いていないと感じる理由は、大きくズレていない
まず知っておいてほしいのは、
「向いていない」と感じる理由の多くは、実は珍しくないということです。
・建築の基礎知識が足りない
・仕事と勉強の両立がきつい
・暗記が苦手
・製図にセンスがない気がする
これらは、特別な欠点ではありません。
むしろ多くの合格者が、同じことで悩みながら進んでいます。
重要なのは、
向いていないと感じた時に、気合で何とかしようとしないことです。
「得意になる」より「落ちない戦い方」を選ぶ
向いていない人ほどやってしまいがちなのが、
「好きな科目を伸ばそう」「苦手を克服しよう」という考え方です。
しかし一級建築士試験は、
オールラウンダーを目指す試験ではありません。
・最低限落とさない
・点が取りやすいところを確実に拾う
・苦手分野は深追いしない
この割り切りができるかどうかで、結果は大きく変わります。
向いていない人ほど、
「勝ち方」を選ぶ必要があります。
勉強は気合ではなく「仕組み」で回す
向いていない人が長期戦で負ける一番の原因は、
モチベーションに頼ってしまうことです。
やる気がある日だけ勉強する。
時間がある時だけまとめてやる。
これでは、どこかで必ず止まります。
・平日は短時間でも必ず触る
・週末に最低限やる量を決めておく
・勉強する時間帯を固定する
こうした生活の中に組み込む仕組みを作ることが、
向いていない人ほど重要になります。
失敗を前提に進める
向いていない人ほど、失敗すると気持ちが折れやすいです。
・過去問が全然解けない
・エスキスがまとまらない
・時間内に終わらない
ですが、この試験は
失敗しながら慣れていく試験でもあります。
うまくいかなかった理由を一つずつ潰していく。
それを繰り返した人が、最後に合格します。
向いていないからこそ、合格できる
少し逆説的ですが、
「自分は向いていない」と分かっている人の方が、
無理をせず、冷静に戦略を組めます。
・過度な期待をしない
・現実的な勉強量を設定できる
・途中で方向修正ができる
これは、向いていると思い込んでいる人には
意外と難しいことです。
まとめ
「向いていない」という意味で言えば、
正直、建築が好きでもなかった自分が一番向いていなかったと思います。
設計をしていたわけでもなく、
最初から強い志があったわけでもない。
勉強も順調とは言えず、何度も迷いました。
それでも一級建築士を取れたのは、
才能があったからでも、センスがあったからでもありません。
向いていないと自覚していたからこそ、
無理な理想を捨てて、現実的な戦い方を選び、
やめずに続けただけです。
もし今、
「自分は向いていないかもしれない」と感じているなら、
それは決して不利なスタートではありません。
むしろ、この試験と正面から向き合えている証拠だと思います。
次に読んでほしい記事
「向いていない」と感じた人ほど、
まずは一級建築士試験そのものをどう捉えるかを整理しておくと、
気持ちがかなり楽になります。
次はこちらの記事も参考にしてみてください。
どちらも、迷いながら進んできた立場から書いています。
