学科合格後に待っている現実(製図の壁)

試験全体・戦略

学科試験、お疲れさまでした。
このページを開いているということは、学科試験を終え、
少し肩の力が抜けたタイミングかもしれません。

長期間の学習、本当に大変だったと思います。
一級建築士試験の中でも、学科は精神的にも体力的にも消耗します。

ただ、ここで一つだけ
先に知っておいてほしい現実があります。

それが
「学科合格の先に、まったく性質の違う試験が待っている」
ということです。


目次

  • 学科合格=ゴールではない理由
  • 学科と製図は、同じ試験ではない
  • 多くの人が最初につまずくポイント
  • 製図は「分からない状態」から始まる
  • 学科合格者ほど感じやすいズレ
  • 製図の壁は、誰にでも立ちはだかる
  • まとめ:ここから試験の性格が変わる

学科合格=ゴールではない理由

学科に合格すると、
「ここまで来たなら、もう大丈夫だろう」
そう感じるのは自然なことです。

ですが実際には、
学科合格は通過点に過ぎません。

学科試験と製図試験は、
同じ一級建築士試験でも、求められる力がまったく違います。

学科で通用していた勉強法や考え方が、
製図ではそのまま通用しない場面が多く出てきます。


学科と製図は、同じ試験ではない

学科試験は、

  • 正解が明確
  • 点数で判断される
  • 努力量が結果に反映されやすい

一方、製図試験は、

  • 正解が一つではない
  • 合否の理由が見えにくい
  • 努力の方向を間違えると伸びない

この違いを知らないまま製図に入ると、
「思っていた試験と違う」という感覚に襲われます。


多くの人が最初につまずくポイント

製図を始めてすぐ、こんな感想を持つ人が多いです。

  • 何を基準に描けばいいのか分からない
  • 模範解答を見ても納得できない
  • 時間内に終わる気がしない

これは能力の問題ではありません。
製図という試験の全体像を知らないだけです。


製図は「分からない状態」から始まる

学科は、最初から「問題→答え」が明確でした。
製図は違います。

  • どこまで考えればいいのか
  • どこを捨てていいのか
  • 何が評価されているのか

これが最初は見えません。

だからこそ、
製図は「最初が一番しんどい試験」になります。


学科合格者ほど感じやすいズレ

学科を突破した人ほど、

  • 勉強はできるはず
  • やれば何とかなるはず

そう思ってしまいがちです。

ですが製図は、
努力の仕方がズレると結果が出にくい試験です。

このズレに気づかないまま進むと、
「頑張っているのに不安だけが増える」
という状態になります。


製図の壁は、誰にでも立ちはだかる

製図の壁は、特別な人だけが感じるものではありません。

  • 設計未経験の人
  • 現場職の人
  • 学科が得意だった人

立場に関係なく、ほぼ全員が一度は感じます。

そしてその壁は、
才能ではなく「考え方の切り替え」で高さが変わります。


まとめ:ここから試験の性格が変わる

学科合格は、大きな一歩です。
ただし、ここから試験の性格が変わります。

製図は、
「知らないまま進むほど苦しくなる試験」でもあります。

だからこそ、
まずは製図をどう捉えるかを整理することが重要です。


次に進む前に

もし今、

  • 製図って何から始めればいいのか分からない
  • 学科の勢いのまま進んでいいのか不安

そう感じているなら、
一度立ち止まって全体像を整理してみてください。

このあと、
学科合格後に最初に意識すべきことについて
もう少し具体的に書いた記事があります。

製図に入る前の頭の整理として、
続けて読んでみると、次の動きが見えやすくなるはずです。