一級建築士の学科学習を進めていると、
多くの人が一度はこう考えます。
「環境設備、捨ててもいいのでは?」
暗記量が多く、数字や専門用語も多い環境設備は、
どうしても後回しにされがちな分野です。
しかし、捨てる判断を間違えると、学科全体が一気に崩れることもあります。
この記事では、
環境設備を捨てるのがアリな人・ナシな人の判断基準を整理し、
後悔しない選択ができるように解説します。
環境設備を「捨てたい」と思う理由
環境設備が敬遠されやすい理由は明確です。
・暗記項目が多く、整理しづらい
・数字・単位が多く、感覚的に理解しにくい
・過去問を解いても安定しない
・「やっても点が伸びない」と感じやすい
特に社会人受験生は、
限られた時間の中で得点効率の悪さが強く意識されます。
その結果、
「ここを切って、他で取りに行こう」という発想に至ります。
環境設備を本当に捨てていい人の条件
結論から言うと、
環境設備を捨てても成立する人はごく一部です。
以下すべてに当てはまる人のみ、
「捨てる」という選択が現実的になります。
・他4科目で安定して7割以上取れている
・足切りリスクを完全に把握している
・計画科目全体の点数推移を把握している
・直前期でも点数が崩れない自信がある
つまり、
環境設備を捨てるのは上級者の戦略です。
「まだ伸びていないから捨てたい」という理由では、
ほぼ確実に失敗します。
環境設備を捨てると危険な人の特徴
次に当てはまる人は、
環境設備を捨てるべきではありません。
・計画全体の点数が安定していない
・他科目も6割前後で推移している
・模試や本試験形式で点数がブレやすい
・暗記が苦手=理解できていない状態
特に注意すべきなのは、
「苦手だから捨てる」という思考です。
これは戦略ではなく、
ただの逃避になりやすい選択です。
「完全に捨てる」以外の現実的な選択肢
環境設備は、
0か100かで考える必要はありません。
多くの合格者がやっているのは、
「全部やらない」ではなく「やる範囲を決める」ことです。
・頻出テーマだけ押さえる
・計算問題は深追いしない
・見たことがある状態を作る
・1問でも拾える準備をする
このレベルでも、
本番では十分に意味があります。
環境設備を最低限で止めるならどこまでか
最低限として意識したいラインは以下です。
・頻出用語の意味が分かる
・選択肢の違和感に気づける
・過去問で見た問題を落とさない
「解ける」よりも、
「見たことがある」状態を作ることが重要です。
これだけでも、
環境設備は**捨て科目ではなく“保険”**になります。
環境設備は最終的にどう扱うべきか
環境設備は、
「得点源にしなければいけない科目」ではありません。
しかし同時に、
「完全に捨てていい科目」でもありません。
多くの人にとっての最適解は、
深追いせず、最低限を積み上げることです。
その判断ができるかどうかが、
学科全体の安定感を左右します。
次に読むべき記事
👉「環境設備が伸びない原因」
環境設備が苦手な人が、無意識にやってしまっている失敗パターンを整理しています。
「なぜ点が取れないのか」を言語化することで、捨てる前に修正できる可能性があります。
👉「環境設備を得点源にする方法」
環境設備を最低限から一歩進めたい人向けの記事です。
「全部覚えない」という前提で、得点につなげる考え方を解説しています。
👉「計画・環境で合否が決まる瞬間」
計画・環境が、どのタイミングで合否に直結するのかを整理した記事です。
科目全体の位置づけを理解したい人に向いています。
