一級建築士学科試験の直前期に入ると、
「過去問をまだ回すべきか」「新しい問題に手を出すべきか」で迷う人が一気に増えます。
この時期は努力量より判断ミスで落ちる人が出る時期です。
この記事では、直前期における過去問の正しい扱い方を、やっていいこと・やってはいけないことに分けて整理します。
直前期とはいつからを指すのか
このブログでいう直前期とは、試験1か月前〜前日までを指します。
この期間は「実力を伸ばすフェーズ」ではなく、
本番で点を落とさない状態に仕上げるフェーズです。
直前期に勉強量を増やしても、やり方を間違えると逆に不安定になります。
直前期に過去問をやる目的
直前期に過去問をやる目的は、次の3つだけです。
- 知識の抜け・忘れを防ぐ
- 自分が落としやすいパターンを再確認する
- 「これは取れる」「これは捨てる」の判断を固める
新しい知識を増やすことは目的ではありません。
新しい過去問に手を出していい人・ダメな人
手を出していい人
- すでに主要年度を一通り回し終えている
- 点数が安定して合格圏に入っている
- 初見問題でもメンタルが崩れない
手を出さない方がいい人
- まだ過去問の正答根拠が曖昧
- 年度によって点数が大きくブレる
- 新しい問題で自信を失いやすい
直前期に新しい過去問を解いて点が取れなくなると、
その不安を引きずったまま本番を迎えることになります。
直前期の過去問は「解く」より「確認」が中心
直前期の過去問は、
時間を測ってガッツリ解く必要はありません。
見るべきポイントは以下です。
- 正解肢を即答できるか
- なぜ他の選択肢が違うか説明できるか
- 法規・構造で「引く場所」「使う式」が即出るか
解答スピードより、判断の迷いを消すことが最優先です。
間違えた問題の扱い方は直前期で変わる
直前期に間違えた問題は、深追いしません。
- 理解に時間がかかる
- 本番で捨てる予定
- 出題頻度が低い
こういった問題は、
「ここは落としていい」と線を引くことも立派な戦略です。
直前期は完璧主義が一番の敵になります。
直前期にやってはいけない過去問の使い方
以下は、直前期にやると失敗しやすい行動です。
- 新しい問題集に手を出す
- 過去問を一から全部解き直す
- 解けなかった問題を全部ノート化する
- 他人の点数・進捗と比較する
この時期に必要なのは安心感と再現性です。
直前期の過去問で意識すべきゴール
直前期のゴールはシンプルです。
- 取る問題で確実に点を取る
- 捨てる問題に迷わない
- 本番で焦らない状態を作る
過去問は「実力を測る道具」ではなく、
本番を安定させるための確認ツールとして使い切りましょう。
次に読むべき記事
👉「直前期1か月の学科勉強法」
直前期を1か月単位でどう組み立てるかを整理しています。
過去問以外に何をやる・やらないかの判断基準が明確になります。
👉「学科試験前日にやっていいこと・ダメなこと」
直前期の延長線上で、前日の過ごし方を間違える人は多いです。
過去問との距離感も含めて最終調整の考え方が分かります。
👉「過去問の回転数と合格率」
直前期に「まだ回していない」と焦る原因は回転数の誤解です。
どこまでやっていれば十分かを数字で整理しています。
