結論から言うと、
計画は暗記だけではいけません。
ただし、
深い理解や設計力が必要な科目でもありません。
この「中途半端さ」こそが、
計画という科目を一番ややこしくしています。
なぜ「計画は暗記科目」と言われがちなのか
計画の問題をざっと見ると、
次のような内容が多く出題されます。
- 各施設の必要室・面積
- 廊下幅、階段幅、便所の寸法
- 動線計画の定石
- 建物用途ごとの計画条件
これだけ並べると、
数字と用語を覚えればいいだけでは?
と思われがちです。
実際、初期段階では暗記だけでも点が取れます。
そのため、
計画は「簡単そう」「後回しでも何とかなる」
と判断されやすい科目です。
暗記だけで突っ込む人がハマるポイント
問題は、試験が進むにつれて起こります。
計画の問題は、
教科書通りの形ではほぼ出ません。
- 数字を少し言い換えてくる
- 条件を一部だけ変えてくる
- 一見正しそうな選択肢を混ぜてくる
このとき、
- 丸暗記だけの人 → 判断できず迷う
- 整理できている人 → すぐ切れる
という差が一気に出ます。
特に
「不適切なものはどれか」
系の問題は、暗記だけだとほぼ運ゲーになります。
計画で求められているのは「理解」ではない
ここで多くの人が、
別の方向に振り切ってしまいます。
理解しないとダメだ
建築計画をちゃんと勉強し直そう
これは、やりすぎです。
試験で求められているのは、
設計実務レベルの理解ではありません。
必要なのは、
理由を1行で説明できる整理力です。
「整理できている状態」とは何か
例えば必要室や面積なら、
- なぜこの室が必要なのか
- なぜこの面積が目安になるのか
- 例外はあるのか、ないのか
これを
自分の言葉で一言説明できる状態。
専門用語で説明できなくてもOKです。
感覚的でも構いません。
この整理ができていると、
言い換え問題に一気に強くなります。
暗記でいけるところ・いけないところ
計画は、はっきり線を引けます。
暗記中心で対応できる部分
- 各施設の基本的な必要室
- 頻出する標準寸法
- 用途ごとの定番条件
暗記だけだと危険な部分
- 動線計画の良し悪し
- 配置計画の考え方
- 空間構成の適否判断
- 不適切問題・比較問題
後者は、
一度も考えたことがない人から落ちていきます。
計画は「暗記+一度考える」で完成する
おすすめの勉強法は、とても単純です。
- まずは割り切って暗記する
- 間違えた問題だけ
「なぜそうなるか」を1回考える
深掘りは不要です。
テキストを読み返す必要もありません。
1問につき30秒、
頭の中で整理するだけ。
これを積み重ねると、
計画は安定して点が取れる科目になります。
計画は「真面目すぎる人」が一番落ちやすい
計画で失敗する人には、
共通点があります。
- 全部理解しようとする
- 納得できないと先に進めない
- 勉強時間をかけすぎる
計画は、
ほどほどに雑でいい科目です。
ただし、
考えないのはNG。
このバランスを取れるかどうかが、
合否を分けます。
まとめ|計画は暗記だけでは足りない。でも…
- 暗記だけ → 不安定
- 理解しすぎ → 時間の無駄
- 暗記+最低限の整理 → 最適解
計画は、
うまく付き合えば怖くありません。
割り切って覚え、
必要なところだけ一度考える。
それが、
計画を得点源に変える一番現実的な方法です

