一級建築士学科の勉強で、
「とりあえず過去問を解き始めたけど、何から手をつけるべきかわからない」
という状態に陥る人は少なくありません。
過去問は解く順番を間違えると、理解も点数も伸びにくい。
逆に言えば、正しい順番で回せば、無駄な勉強量を大きく減らせます。
この記事では、
このブログの考え方と矛盾しない形で、
**学科合格者が自然と辿っている「過去問を解く順番」**を整理します。
なぜ「過去問を解く順番」が重要なのか
過去問は、
どれから解いても同じではありません。
順番を間違えると、
- いきなり難問に当たって心が折れる
- 理解不足のまま暗記に逃げる
- 点数が伸びない原因が分からなくなる
という状態になりやすい。
学科は戦略試験なので、
「どこから崩すか」を最初に決めておく必要があります。
最初にやるべき過去問の考え方
最初に意識すべきなのは、
**「正解すること」ではなく「全体像を知ること」**です。
1周目の過去問は、
・点数を取るため
・暗記するため
ではありません。
試験の地形を把握するために解きます。
【ステップ1】全体を把握するための過去問
最初は、
科目を絞らず、1年分をざっと解くのがおすすめです。
- 制限時間は気にしない
- 正誤より「見たことある・ない」を確認
- 解説を読んで深追いしない
この段階では、
「施工って意外と素直だな」
「法規は思ったより文章が多いな」
という感触を掴めれば十分です。
【ステップ2】得点効率が高い科目から固める
全体像が見えたら、
次は得点効率の高い科目から集中的に回します。
このブログで一貫している考え方は、
- 施工
- 計画・環境(暗記寄り分野)
を早めに安定させること。
ここで過去問を回す順番を固定し、
- 同じ分野
- 同じ出題パターン
を連続で解くことで、
「考えなくても取れる問題」を増やします。
【ステップ3】後回しにすべき科目・分野
最初から法規・構造の重たい計算や複雑な問題に突っ込むと、
ほぼ確実にペースが崩れます。
- 法規の細かい条文判断
- 構造の重い計算問題
は、
最低限の土台ができてからで問題ありません。
「後回し=捨てる」ではなく、
順番を遅らせるだけです。
年数は何年分から手をつけるべきか
最初に解く年数は、
比較的新しい年度からでOKです。
理由は、
- 出題傾向が今に近い
- 古すぎる問題で迷わない
- 「今の試験」を体感できる
古い過去問は、
2周目以降の補強材として使うのが効率的です。
やってはいけない過去問の解き方
順番以前に、次のやり方は避けてください。
- いきなり制限時間ガチガチ
- 1問ずつ完璧に理解しようとする
- 全科目を同時に深掘りする
過去問は、
浅く → 繰り返す → 徐々に深く
が基本です。
まとめ:過去問は「順番」で9割決まる
過去問は量よりも、
どの順番で・どの深さで回すかが重要です。
- まず全体を知る
- 次に点が取りやすい所を固める
- 重たい分野は後から
この流れを守るだけで、
学科の迷子状態はかなり減ります。
次に読むべき記事
👉「過去問1周目の正解ムーブ」
1周目の過去問で何を意識し、何を捨てるべきかを整理しています。
順番とセットで読むと、最初の迷いが一気になくなります。
👉「過去問の回転数と合格率」
何周すれば十分なのか、やりすぎる人が失敗する理由を解説しています。
過去問を「回し続けて不安になる人」に向けた記事です。
👉「直前期の過去問の扱い方」(今後公開予定)
試験直前に過去問をどう使うかで、得点の安定度が変わります。
仕上げ段階で迷わないための考え方をまとめる予定です。
