学科の最初に手をつける科目はどれか

全体像・考え方(学科編)

― 結論:最初は「施工」から始めるのが一番ラク ―


目次

  1. なぜ「最初の科目選び」が重要なのか
  2. 結論:最初にやるべき科目は「施工」
  3. 施工から始めるメリット①|挫折しにくい
  4. 施工から始めるメリット②|学科全体の地図が見える
  5. 施工から始めるメリット③|他科目への橋渡しになる
  6. よくある失敗例:最初に手を出してはいけない科目
  7. 例外パターン:施工から始めなくていい人
  8. おすすめの学科スタート順
  9. まとめ:最初の科目は「自信を作る科目」

1. なぜ「最初の科目選び」が重要なのか

学科勉強を始めるとき、
多くの人がこうなります。

  • とりあえず計画から読む
  • 苦手そうな構造を先に潰そう
  • 法規が大事そうだから法規から

でも実は、
最初に選ぶ科目で、その後の勉強の空気が決まります。

  • 最初でつまずく → 勉強が重くなる
  • 最初に手応え → 勉強が習慣になる

学科は長期戦。
だからこそ、最初の一科目は戦略的に選ぶ必要があります。


2. 結論:最初にやるべき科目は「施工」

はっきり言います。

学科の最初は「施工」から始めるのが、一番再現性が高いです。

これは、

  • 学科が苦手な人
  • 建築に自信がない人
  • 社会人受験生

この層ほど強く当てはまります。


3. 施工から始めるメリット①|挫折しにくい

施工の特徴は、

  • 用語が比較的イメージしやすい
  • 暗記寄りの問題が多い
  • 計算がほぼない

つまり、
「勉強している感」が一番得やすい科目です。

最初に施工をやると、

  • 過去問が解ける
  • 正解が増える
  • 「いけるかも」という感覚が出る

この成功体験が、
その後の勉強を支えます。


4. 施工から始めるメリット②|学科全体の地図が見える

施工は、

  • 材料
  • 工程
  • 品質
  • 安全

など、建築全体を横断する科目です。

最初に施工をやると、

  • 「これ、構造とつながってるな」
  • 「これ、法規で見たやつだ」

と、
他科目の内容が点ではなく線で見え始めます。

いきなり法規や構造に入るより、
学科全体の位置関係がつかみやすい。


5. 施工から始めるメリット③|他科目への橋渡しになる

施工を先にやると、

  • 構造:配筋・コンクリート・鉄骨
  • 法規:施工管理・検査・届出
  • 計画:建物用途・工法

にスムーズにつながります。

施工は、
単体で完結する科目ではなく、ハブの役割を持っています。


6. よくある失敗例:最初に手を出してはいけない科目

① 構造から始める

  • 数式が多い
  • 正解率が上がりにくい
  • 心が折れやすい

② 法規から始める

  • 文章が重い
  • 法令集に慣れていないと混乱
  • 最初は時間がかかりすぎる

③ 計画から始める

  • 範囲が広すぎる
  • 「覚えても点にならない」感が出やすい

これらは、
後半でやるから意味がある科目です。


7. 例外パターン:施工から始めなくていい人

もちろん例外もあります。

  • 現場監督経験が長く、施工が得点源な人
  • 二級建築士で施工が安定して取れていた人

こういう人は、

  • 計画 → 環境
  • 法規→ 構造

など、自分の強みから入ってOKです。

ただし、
「苦手だから先にやる」はおすすめしません。


8. おすすめの学科スタート順

多くの社会人におすすめなのはこの順番です。

  1. 施工
  2. 計画
  3. 環境・設備
  4. 法規
  5. 構造

理由はシンプルで、

  • 最初に自信を作る
  • 中盤で理解を広げる
  • 後半に重い科目を入れる

この流れが、
一番完走率が高い


9. まとめ:最初の科目は「自信を作る科目」

学科の最初にやる科目は、

  • 重要そうな科目
  • 難しそうな科目

ではありません。

**「続けられる科目」**です。

施工から始めることで、

  • 勉強が怖くなくなる
  • 学科全体が見えてくる
  • 次の一科目に進みやすくなる

学科勉強は、
最初の一歩で半分決まる

次の記事では、
**「科目を同時並行でやるのは正解か?」**を、
このスタート順を前提に整理します。