一級建築士の学科試験で、
環境設備ほど「暗記か?理解か?」で迷われやすい科目はありません。
- 暗記しようとすると量が多すぎる
- 理解しようとすると沼にハマる
- なんとなく勉強しているけど点が安定しない
こんな状態になりがちです。
この記事では、
環境設備はどう向き合うのが一番コスパが良いのかを、実体験ベースで整理します。
結論|環境設備は「暗記6割・理解4割」が最適
最初に結論です。
環境設備は、暗記だけでも取れる年はあります。
ただし、毎年安定して点を取るには最低限の理解が必要です。
とはいえ、
- 設備設計ができるレベル
- 計算や理論を完璧に説明できるレベル
こういった「深い理解」は不要です。
必要なのは、
選択肢を見たときに違和感に気づける理解だけ。
なぜ環境設備は暗記だけだと不安定なのか
環境設備は、
- 空調
- 換気
- 給排水・衛生
- 照明
- 音・熱・空気環境
と分野が多く、しかも用語が抽象的です。
そのため、
- 過去問と同じ聞かれ方 → 解ける
- 表現を少し変えられる → 急に分からなくなる
という現象が起きやすい科目です。
丸暗記だけだと「対応力」が残らないのが最大の弱点です。
暗記で割り切っていい範囲
まずは、暗記で処理して問題ありません。
暗記でOKなもの
- 用語の定義
- 数値の大小関係
- 頻出の選択肢パターン
- 明らかにおかしい断定表現
ここは「なぜ?」を深掘りする必要はありません。
過去問を回して覚えたもの勝ちです。
暗記だけでは通用しないポイント
一方で、次のような問題は暗記だけだと崩れます。
- 言い回しを変えてくる問題
- 原理を逆に使った選択肢
- 複数の選択肢がそれっぽい設問
このとき必要になるのが、
**「因果関係が1本つながる理解」**です。
環境設備で必要な「理解」とは何か
よくある誤解がこれです。
❌ 仕組みをすべて説明できる理解
⭕ 「なぜそうなるか」を一言で言える理解
例
- なぜ換気量が増えると○○が下がるのか
- なぜこの条件では自然換気が不利なのか
- なぜこの方式だと結露しやすいのか
これを一言で説明できるかどうか。
それだけで、
- 消去法が使える
- 暗記が飛んでも対応できる
状態になります。
環境設備の勉強でやってはいけないこと
環境設備が伸びない人には、共通点があります。
- テキストを最初から全部読もうとする
- 図や理論を完璧に理解しようとする
- 「分かった気がしない」と不安になる
これは典型的な失敗パターンです。
環境設備は、
**「理解できた感覚」より「選択肢を選べる感覚」**が大切です。
おすすめの勉強の割り切り方
環境設備は、こう考えてください。
- まずは過去問
- 間違えた問題だけ理由を確認
- 理由は1行で十分
ノートにまとめ直す必要もありません。
「なぜ間違えたかを説明できる」
これだけできれば合格ラインには届きます。
まとめ|環境設備は真面目すぎると損をする
- 環境設備は暗記だけでも一部はいける
- ただし安定させるには最低限の理解が必要
- 理解は「因果が1本つながる」レベルで十分
- 深掘りしすぎると時間だけ溶ける
環境設備は、
真面目にやりすぎる人ほど点が伸びにくい科目です。
「ほどほどに理解して、あとは過去問」
これが一級建築士学科で一番コスパのいい戦い方です。

