製図試験の記述で減点されやすいNG表現

製図対策

― 書いてはいけない言葉・伝わらない言い回し ―

製図試験の記述で減点されるのは、
必ずしも「間違ったこと」を書いたときではありません。

多いのは、
何を言っているのか分からない文章です。

本人はちゃんと説明しているつもりでも、
採点者側から見ると、
「結局、何を根拠にそうしたのか分からない」
というケースは本当に多い。

記述は、
正しそうに見えることより、
伝わることの方がはるかに重要です。


記述で評価を下げやすい言葉の特徴

減点されやすい記述には、
共通した特徴があります。

それは、
判断を読む側に丸投げしているという点です。

・どう十分なのか
・何に配慮したのか
・なぜ適切なのか

こうした説明がないまま、
結果だけを書いてしまうと、
記述としては成立しません。


よく使われがちなNG表現

製図試験の記述で、
特に使われがちなNG表現があります。

  • 「十分な〇〇を確保した」
  • 「〇〇に配慮した計画とした」
  • 「適切に配置した」

これらは一見すると正しそうですが、
実は何も説明していない言葉です。

「十分」「配慮」「適切」
これらは評価ではなく、
結論だけを書いている状態です。

なぜ十分なのか
何に配慮したのか
どこが適切なのか

それが図面から読み取れなければ、
評価は下がります。


図面と結びつかない記述が生む減点

もう一つ多いのが、
図面と直接つながらない記述です。

たとえば、

  • 図面に描いていない設備の話
  • 条件文にない使い方の想定
  • 図面上では確認できない配慮

これらを書くと、
「なぜ図面に反映されていないのか?」
という疑問が生まれます。

記述は、
図面を補足するためのものです。

図面以上のことを書いた瞬間に、
減点リスクが一気に上がる

ということを覚えておいてください。


NG表現を避けるための考え方

NG表現を完全に避けるのは、
正直かなり難しいです。

大事なのは、
使ってはいけない言葉を覚えることではありません。

考え方を一つ変えるだけで、
自然とNG表現は減ります。

この一文は、
図面を見て説明できるか?

これを自分に問いかけてください。

説明できないなら、
その文章は書くべきではありません。


記述で「盛らない」ことが最大の対策

記述で評価を落とす人ほど、
無意識に「盛って」います。

・よく見せようとする
・評価されそうな言葉を選ぶ
・設計っぽさを出そうとする

でも製図試験では、
それはすべて逆効果です。

記述は、
今描いてある図面を、
正直に説明する場所
です。

盛らない。
広げない。
足さない。

これだけで、
記述による減点の多くは防げます。


まとめ

製図試験の記述で怖いのは、
間違ったことを書くことではありません。

伝わらないことです。

  • 抽象的な言葉を使っていないか
  • 図面と結びついているか
  • 読む側に判断を投げていないか

この3点を意識するだけで、
記述は一気に安定します。