本番で記述が書けなくなった時の対処法

製図対策

― 図面が崩れた後にできる最終防衛 ―

製図試験の本番では、
必ずしも理想通りに進むとは限りません。

  • エスキスで迷った
  • 作図が遅れた
  • どこか納得できないまま進んだ

そんな状態で、
最後に待っているのが記述です。

このとき多くの人が、
こう考えてしまいます。

記述で何とか取り返さなきゃ

ここが、
一番危ない判断です。


本番で記述が止まる理由

本番で記述が書けなくなる原因は、
文章力ではありません。

ほとんどの場合、

  • 図面に自信がない
  • どこが弱点か分かっている
  • それをどうにかしたい

この気持ちが強すぎて、
書く内容を決めきれなくなるのです。

つまり、
記述が止まるのは技術の問題ではなく、
判断の問題です。


記述で絶対にやってはいけない行動

本番で一番やってはいけないのは、
記述で取り返そうとすることです。

具体的には、

  • 図面にない配慮を書き足す
  • 条件文以上の設定を入れる
  • 評価されそうな言葉を盛る

これをやると、
図面と記述の距離が一気に広がります。

製図試験では、
「足りない図面」より
「矛盾した図面」の方が評価が低い

ということを忘れてはいけません。


図面が崩れた時の記述の考え方

本番で図面が完璧でないと感じたら、
やるべきことは一つです。

今、描いてある図面を
正直に説明する

それ以上でも、それ以下でもありません。

  • 盛らない
  • 広げない
  • 修正しない

記述は、
現状確認の作業です。

図面を良く見せようとしない。
ただ説明する。

これだけで、
記述が原因の致命傷は防げます。


記述は「逆転の武器」ではない

はっきり言っておきます。

記述で逆転合格することは、
ほぼありません。

でも、

記述で落ちないことはできます。

製図試験は、

  • 一番うまく描けた人が受かる試験
    ではなく
  • 一番大きなミスをしなかった人が受かる試験

です。

記述は、
その「大きなミス」を防ぐための
最後の防波堤です。


本番で使える現実的なチェック方法

記述を書き終えたら、
必ず次のことを確認してください。

この一文は、
図面のどこを説明しているか
指させるか?

指させない文章は、
書くべきではありません。

逆に、
図面を見ながら
「ここ」「これ」と説明できる文章は、
本番でも安全です。


まとめ

本番で記述が書けなくなったときは、

  • 取り返そうとしない
  • 盛らない
  • 今ある図面を説明する

これだけで十分です。

記述は、
最後に点数を稼ぐ場所ではありません。

落ちないための場所です。

その役割を理解していれば、
本番の記述は
必要以上に怖いものではなくなります。