一級建築士試験の法規で、
多くの人が最初につまずくのが「法令集はいつ完成させるべきか」という問題です。
早く完成させないと不安。
でも、完璧に作ろうとすると勉強が進まない。
この記事では、
法令集づくりに振り回されず、合格に直結する完成タイミングを現実的に整理します。
法令集を「完成させる」ことの誤解
まず前提として整理しておきたいのは、
法令集に完成形はないという事実です。
ライン引き
インデックス
書き込み
これらはすべて、
問題を解きながら少しずつ最適化されていくものです。
「全部引き終わってから勉強する」
「完璧にしてから過去問に入る」
この考え方は、
法規が進まなくなる典型パターンです。
法令集が必要になる本当のタイミング
法令集が本当に必要になるのは、
法規の過去問を解き始めてからです。
理由はシンプルで、
- 出題されない条文は引いても意味がない
- 問題形式によって探し方が変わる
- 実際に迷った条文だけが「必要な情報」になる
からです。
最初から全部整えようとすると、
使わない情報に時間を使うことになります。
おすすめの完成時期は「過去問2周目の途中」
結論として、
法令集の完成目安は 過去問2周目の途中〜後半 です。
1周目
→ 条文の位置を把握する
→ 探す癖をつける
2周目
→ よく出る条文が固定される
→ 引くべき線が自然に絞られる
この段階で、
- よく使う条文に迷わなくなる
- インデックスの配置が固まる
これが「実務的な完成」です。
直前期に法令集でやってはいけないこと
直前期にやりがちな失敗があります。
- 新しいライン引きを増やす
- 書き込みを増やしすぎる
- 他人の法令集を真似し始める
直前期は、
探すスピードを上げる時期であって、
作り直す時期ではありません。
この時期に触るのは、
- インデックスの微調整
- 迷った箇所の最小限の修正
それだけで十分です。
法令集は完成より「使い慣れ」が重要
合格者の法令集を見ても、
見た目はバラバラです。
共通しているのは、
- 自分が迷う場所が分かっている
- 開く順番が体に染みている
- 余計な情報がない
法令集は、
「きれいに作った人」ではなく
「使い倒した人」が強い。
これは毎年変わりません。
まとめ
- 法令集に完成形はない
- 作り始めは過去問と同時
- 完成目安は過去問2周目後半
- 直前期は修正しすぎない
- 最重要なのは使い慣れ
法令集づくりで迷っているなら、
「完成させよう」と考えるのをやめるだけで、
法規は一気に前に進みます。
次に読むべき記事
☞ 「法規で時間が足りなくなる原因」
法令集があっても時間切れになる人には共通点があります。
探し方・読み方のズレをここで整理しておくと、本番が変わります。
☞ 「ライン引きで失敗する人の共通点」
なぜ線を引いているのに点が取れないのか。
法令集が「重くなる人」の典型パターンを解説しています。

