製図試験のエスキスで、
「何をどうしていいか分からなくなった」
「全部おかしく見えて手が止まった」
そんな経験をした人は少なくありません。
結論から言うと、
エスキスで詰むのは異常でも失敗でもありません。
むしろ、多くの受験生が一度は通る“正常な状態”です。
問題は「詰んだ時にどう動くか」を知らないことです。
この記事では、
エスキスで詰んだ瞬間にやるべき具体的な対処法を、段階ごとに整理します。
エスキスで「詰んだ」と感じる正体
多くの場合、詰んだ原因は次のどれかです。
- 条件を同時に満たそうとして整理できていない
- ゾーニングと動線を一気に決めにいっている
- 正解案を探しにいって手が止まっている
つまり、
情報処理が限界を超えた状態です。
設計力やセンスの問題ではありません。
詰んだ瞬間にやってはいけない行動
詰んだ時にやりがちなNG行動は、ほぼ共通しています。
- 全消しして最初からやり直す
- 条件を読み直し続けて時間だけが減る
- 無理に作図に入って破綻を広げる
これをやるほど、
時間と精神力だけが削られます。
エスキスが止まった時の立て直し手順
① いま決まっていることだけを書き出す
まずは、
「確定している条件」だけを紙に並べます。
- 必要室
- 階数構成
- 動線の大枠
決まっていないことは無視します。
② ゾーニングを「正解」から外す
エスキスで詰む人ほど、
無意識に「模範解答」を探しています。
この段階では、
60点でいい配置を作る意識に切り替えます。
③ 動線を1本ずつ確認する
全部を一気に整理しようとせず、
- 利用者動線
- サービス動線
- 管理動線
を1本ずつ切り分けて確認します。
どうしても戻れない時の割り切り判断
それでも崩れた場合は、
修正で立て直す判断が必要です。
- 部屋の形を歪ませる
- 面積に余白を持たせる
- 完璧なゾーニングを諦める
製図試験は、
「美しい計画」ではなく
破綻していない計画が評価されます。
詰みにくくするための事前対策
詰みやすい人ほど、
事前にこれができていません。
- エスキスの手順が固定されていない
- 判断基準が曖昧
- 時間配分を決めていない
これは練習量ではなく、
考え方の整理不足です。
まとめ|詰んでも合格ルートは消えない
エスキスで詰んだ瞬間、
多くの人は「もうダメだ」と思います。
でも実際は、
そこから立て直して合格している人の方が多い。
詰んだ時に冷静に動けるかどうかが、
合否を分けるポイントです。
次に読むべき記事
👉「エスキスがまとまらない原因」
詰みの根本原因を整理し、「なぜ毎回止まるのか」を構造的に理解できます。
今回の対処法とセットで読むと、再発防止につながります。
👉「本番エスキスの時間配分」
本番で詰んだ時に致命傷にならない時間の使い方を解説しています。
時間切れが怖い人ほど、事前に知っておく価値があります。
