本番でのエスキスの時間配分|迷わず描き切るための現実的タイムテーブル

エスキス

製図試験の本番で一番多い失敗は、
「エスキスに時間をかけすぎて、作図が崩れる」ことです。

エスキスは重要ですが、
本番で必要なのは「完璧な計画」ではありません。
制限時間内に、合格水準でまとめ切ることです。

この記事では、
本番を想定したエスキスの時間配分と、
時間をオーバーしないための考え方を整理します。


製図試験におけるエスキスの役割

エスキスは
「最適解を探す時間」ではありません。

本番での役割はシンプルで、
破綻しない計画を早く固めることです。

  • 法規違反がない
  • 動線が破綻していない
  • ボリュームが成立している

この3点が満たされていれば、
エスキスとしては十分合格ラインです。


本番エスキスの理想的な時間配分

製図試験(約6時間半)を前提にすると、
エスキスに使える時間は 最大でも90分前後 です。

目安となる内訳

  • 課題文・条件整理:20分
  • ゾーニング・ボリューム検討:30分
  • 平面・断面イメージ整理:30〜40分

90分を超えた時点で、危険ゾーンに入ります。

「もう少し考えたい」は、
ほぼ確実に作図時間を圧迫します。


時間を使うべきエスキス/削るべきエスキス

時間を使うべきポイント

  • 要求室の整理
  • 階構成・動線の大枠
  • 法規に関わる部分(面積・高さ・用途)

削るべきポイント

  • 細かい室形状の美しさ
  • 家具レイアウトの作り込み
  • 何パターンも比較すること

本番では
「1案を早く固める」ことが正解です。


エスキスが長引く人の共通パターン

エスキスに時間がかかる人ほど、
次の傾向があります。

  • 正解を探そうとする
  • 模範解答を意識しすぎる
  • 失敗を恐れて決断できない

しかし製図試験は、
減点方式であり、加点方式ではありません

致命的なミスを避ける方が、
完成度を上げることより重要です。


本番で時間を守るための事前準備

本番の時間配分は、
当日考えるものではありません。

  • エスキスの型を決めておく
  • 制限時間付きで練習する
  • 途中で切り上げる訓練をする

この準備がないと、
本番で確実にエスキスは長引きます。


エスキスは「途中で切り上げる」もの

本番エスキスで最も大事なのは、
自分で「終わらせる判断」をすることです。

  • 80%でも描き始める
  • 細部は作図しながら調整する
  • 完璧を捨てる

この判断ができた人だけが、
最後まで図面をまとめ切れます。


次に読むべき記事

👉「エスキスで詰んだ時の対処法
本番で計画が止まったとき、どう立て直すかを具体的に解説しています。
時間配分が崩れた後の“現実的な復帰ルート”を知っておくための記事です。

👉「製図試験当日のタイムテーブル」※公開予定
エスキスから作図、記述までを含めた全体の時間配分を整理します。
本番を想定した「1日の流れ」を固めたい人向けの記事です。