【一級建築士】科目を同時並行でやるのは正解か?|挫折しない現実的な学科戦略

全体像・考え方(学科編)

※この記事は、建築が好きではなかった社会人が、一級建築士試験で何度も迷いながらたどり着いた
 実体験をもとに書いています。

一級建築士試験の学科勉強を始めると、ほぼ確実に出てくる悩みがあります。
「5科目を同時並行で進めるべきか、それとも1科目ずつ潰すべきか?」

この問いに対して、ネット上には極端な意見が多く、
・全部を毎日回すべき
・法規だけ先に仕上げろ
・苦手科目から逃げるな
など、かえって迷ってしまう人も多いはずです。

この記事では、このブログのスタンスと矛盾しない形で、
科目同時並行は正解なのか?どんな人には不正解なのか?
を現実ベースで整理します。

科目を同時並行でやる勉強法とは

一級建築士学科の同時並行とは、
計画・環境・法規・構造・施工を同じ時期に回しながら進める方法です。

典型的なのは、

  • 平日は法規・構造
  • 休日は計画・環境・施工
    といった形で、複数科目を並行処理するスタイル。

「満遍なくやっている安心感」がある一方、
やり方を間違えると、どの科目も中途半端になります。


同時並行が「正解」になりやすい人

次の条件に当てはまる人は、同時並行が機能しやすいです。

  • 勉強時間がある程度安定している
  • すでに全科目を一度は触ったことがある
  • 過去問ベースで勉強している
  • 得点目標を「満点」ではなく「合格点」に置けている

特に重要なのは、
「全科目を完璧に理解しようとしていない」こと。

同時並行は、知識を仕上げる勉強ではなく、
「試験レベルに慣れるための勉強」です。


同時並行が「失敗」しやすい人

逆に、以下に当てはまる人は要注意です。

  • 勉強時間が日によって大きくブレる
  • まだ学科全体の構造を把握していない
  • テキスト中心で勉強している
  • 苦手科目を後回しにする癖がある

この状態で同時並行をすると、
・全部中途半端
・苦手科目だけ手が止まる
・「やってる感」だけ残る
という典型的な失敗パターンに入ります。


おすすめの現実的バランス

このブログとしておすすめなのは、
「完全な同時並行」でも「完全な単科集中」でもない形です。

具体的には、

  • 最初は2〜3科目に絞る
  • 過去問ベースで全体像を把握
  • 1周目が終わってから同時並行に移行

という流れ。

特に、
法規・構造のような思考系科目は、
ある程度まとまった時間を確保しないと伸びません。


よくある勘違いと落とし穴

同時並行でよくある勘違いは、
「毎日5科目触らないとダメ」という思い込みです。

重要なのは、

  • 週単位で回っているか
  • 苦手科目を放置していないか

日単位の細かさより、
週・月単位でのバランスのほうがはるかに重要です。


まとめ|同時並行は「戦略」であって「正義」ではない

科目を同時並行でやること自体が、
正解でも不正解でもありません。

重要なのは、

  • 今の自分のフェーズ
  • 確保できる勉強時間
  • 合格点から逆算した戦略

同時並行は「万能な正解」ではなく、
条件が揃ったときにだけ有効な戦略です。


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最初の科目選びを間違えると、その後の同時並行が一気に崩れます。
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同時並行で一番事故が起きやすいのが苦手科目の放置です。
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