※この記事は、建築が好きではなかった社会人が、一級建築士試験で何度も迷いながらたどり着いた
実体験をもとに書いています。
一級建築士の学科試験を前に、
「どうしても苦手な科目がある」
「1科目くらい捨ててもいいのでは?」
と考えたことがある人は多いはずです。
しかし結論から言うと、
学科試験は“捨て科目なし”で戦う方が合格率は安定します。
このブログでは、満点主義ではなく
足切りを回避しながら全体で合格点を取る戦略を一貫して伝えています。
この記事では、その中でも「捨てない」という判断がなぜ合理的なのかを解説します。
学科試験に「捨て科目」が生まれやすい理由
学科5科目のうち、
構造・法規・環境設備あたりでつまずく人は多く、
「ここは割り切ろう」という発想が生まれがちです。
特に仕事が忙しい社会人ほど、
- 勉強時間を確保できない
- 苦手科目に向き合う余裕がない
という理由で、捨て科目を作りたくなります。
ただし、その判断は試験制度を正確に理解していない場合が多いのも事実です。
一級建築士学科は「1科目落とし」が致命傷になる
一級建築士学科試験は、
総合点+科目ごとの足切りで判定されます。
つまり、
どれか1科目でも最低基準を下回った瞬間に不合格です。
「他でカバーすればいい」という発想が通用しない以上、
捨て科目=不合格リスクの塊になります。
このブログで一貫しているのは、
「学科はギリギリでいいが、落とす科目は作らない」という考え方です。
「捨てない」と「全部完璧」は全く別
ここで勘違いしやすいのが、
捨て科目なし=全科目高得点を狙うという誤解です。
実際には、
- 得点源にする科目
- 最低限で耐える科目
を明確に分けるのが現実的です。
捨てないとは、
**「0点覚悟で放置しない」**という意味であって、
「全部を同じ熱量でやる」ことではありません。
捨て科目を作らないための現実的な点数設計
重要なのは、
各科目に“最低限クリアするライン”を設定することです。
例えば、
- 得意科目:合格平均+α
- 普通科目:合格平均
- 苦手科目:足切り+数点
この配分なら、
苦手科目に時間をかけすぎず、
それでも「捨て科目」にはなりません。
科目ごとの最低限ラインの考え方
最低限ラインを作るために必要なのは、
- 出題傾向の把握
- 頻出分野の固定
- 「やらない範囲」を決める勇気
これは「捨てる」のではなく、
やる範囲を限定する戦略です。
過去問ベースで見れば、
どの科目にも「毎年出る部分」「ほぼ出ない部分」が存在します。
捨て科目なし戦略が向いている人・向いていない人
この戦略が向いているのは、
- 社会人で勉強時間が限られている人
- 学科を1年で終わらせたい人
- 精神的なブレを減らしたい人
逆に、
- 1科目を完全放置して他を極端に伸ばしたい人
には向きません。
ただし後者は、
試験制度上かなり不安定な賭けになります。
まとめ:学科は「全科目薄く広く」が最短ルート
一級建築士学科は、
得意科目で稼ぎ、苦手科目で耐える試験です。
捨て科目を作らないことは、
勉強量を増やすことではなく、
戦略の精度を上げることです。
遠回りに見えて、
実はこれが最短ルートになります。
次に読むべき記事
👉「得点源にすべき科目はどれか」
どの科目で点を取り、どの科目で耐えるのか。
捨て科目なし戦略を成立させるための“稼ぐ科目”の決め方を解説しています。
👉「学科5科目の難易度ランキング」
感覚ではなく、試験構造から見た科目難易度を整理。
最低限ラインをどこに置くべきかが明確になります。
👉「学科で7割取るための考え方」
満点を目指さず、合格点に最短で到達する思考法。
捨て科目を作らない前提での全体設計が理解できます。

