「環境設備は暗記でいける」「点が取りやすい穴場科目」
そう言われているのに、なぜか点数が伸びない。
実は、環境設備が伸びない人にははっきりした原因があります。
この記事では、一級建築士学科の環境設備でつまずく理由を整理し、
「なぜ伸びないのか」「どこでズレているのか」を言語化します。
環境設備が「簡単」と言われる理由
環境設備は、法規や構造に比べて出題範囲が比較的限定的で、
毎年似たテーマが繰り返し問われます。
・日射・熱・換気
・照明・音環境
・給排水・空調の基礎
このため「覚えれば点になる」と言われがちですが、
この認識そのものが、伸びない原因になることも多いです。
環境設備が伸びない人の共通原因
結論から言うと、伸びない理由は能力不足ではありません。
勉強の考え方がズレているだけです。
特に多いのが、次の5つです。
原因① 暗記でどうにかしようとしている
環境設備は暗記科目と思われがちですが、
実際には「理由が分からない暗記」は本番で崩れます。
・なぜこの換気方式なのか
・なぜこの数値になるのか
ここを理解せずに覚えると、
選択肢の言い換えで簡単に迷子になります。
原因② 設備・環境の全体像が見えていない
環境設備は、単独で成立していません。
・建築計画
・構造
・設備計画
これらとつながった科目です。
全体像がないまま細かい知識だけを積むと、
問題文の意図を読み違えやすくなります。
原因③ 計算問題を過剰に恐れている
環境設備の計算問題は、
毎年ガッツリ出るわけではありません。
それにも関わらず、
「計算が苦手=環境設備は無理」と決めつけてしまい、
必要以上に避けてしまう人が多いです。
取るべき点と捨てる点の線引きができていない状態です。
原因④ 他科目の後回しにされやすい
法規や構造に追われて、
「環境設備はあとでいいか」と後回し。
結果として、
・直前期に詰め込む
・理解する時間が足りない
という状態になり、
「なんとなく分からない科目」のまま本番を迎えます。
原因⑤ 過去問の使い方がズレている
過去問を解いていても、
・正解したら終わり
・解説を流し読み
この状態では、点は伸びません。
環境設備は特に、
「なぜこの選択肢が誤りなのか」まで見ることが重要です。
環境設備が伸びない人がまずやるべきこと
いきなり勉強量を増やす必要はありません。
まずは、
・暗記前に理由を確認する
・計算問題は取捨選択する
・過去問を「仕組み」で見る
この3点を意識するだけで、
環境設備の見え方は大きく変わります。
まとめ
環境設備が伸びない原因は、
「センス」でも「才能」でもありません。
・暗記偏重
・全体像不足
・勉強順のミス
このズレを修正できれば、
環境設備は十分に得点源になります。
次に読むべき記事
👉「環境設備は暗記か理解か」
暗記と理解の線引きを整理し、どこまで理解すべきかを具体的に解説しています。
「覚えているのに点が取れない」状態から抜け出すための記事です。
👉「環境設備の頻出分野」
毎年繰り返し出題されるテーマを整理しています。
やるべき範囲と後回しにしていい範囲を切り分けたい人におすすめです。
👉「環境設備を得点源にする方法」
今後公開予定の記事です。
環境設備を“安定して点が取れる科目”に変えるための考え方をまとめます。
